ポエット
また米津さんの話なんだけど、LOSERを聴いてた。
彼の性質として感じるのは、弱さや醜ささえも時にはさらけ出して、接点を探るような形を取り、一転、光に変えてしまうところ。いつもどこか童話や絵本のような、寄り添うとも言えない、ある意味文豪みたいな距離感で。ただ、思ったよりも淡い、もっと明確な技巧と言うよりは、繊細で薄絹みたいな美意識の分かりづらいなにかがあって、それが世界観を覆っているように今は見える。もっと見えると思う。見えたらまた書く。
普段Twitterをしていると、コミュニケーションについていろんなことを感じるんだけれど、ただただ、言葉ってすげえなあという感慨と好奇心みたいなものばかりだ。ネット生物を相手にネット越しにそう思うのも良く分からないんだけれど、どの人も輝いていて白んで、眩しく感じることがある。これはもちろん比喩で、そんな風に見えるわけではないんだけど。ただ、みんなすごいな、と感じる。
自分が光ろうとすることすら躊躇われることもあるけど、ならばもっともっと光を受け取って、どんどん光ってやろうとも思ったりする。みんな美しいから。
魔法とも言えない、まるで法則使いのような "なにか" を、言葉の奥に感じる。
生きているだけで、みんないつも、 "なにか" を使いこなしている。
要は、歌詞の勉強してた。